どうも皆様こんにちは。しょごみでございます。
今回のテーマは「新たな音楽の楽しみ方」です。
Chooningの記事でもお話ししましたが現在の「音楽を聴く行為」はデジタル世界に身を置いたものが主となっています。
ただそこで楽しみ方が定型化してしまうとそれはそれで面白みがなくなってしまいます。そこで今回はこの先音楽をどう楽しんでいくのか、とある企業の取り組みを紹介するとともに自分なり多角的に音楽を楽しむ術を考えて書いていこうと思いますのでお付き合いよろしくお願いいたします。
<目次>
・そもそも“音楽を楽しむ”って
・自分なりに抱くこれからの音楽の楽しみ方
・デジタルネイティヴ時代の聴き方に乗っかる
・「バズる」を生むために
そもそも“音楽を楽しむ”って
音楽を楽しむという行為は様々な形があって「聴く」のもそうですし「作る」というのもそうです。または自分のように「記す」というのもまた一つです。
音楽の聴き方が数十年で変わっていったように、楽しみ方に関しても変わっていっているのが現状です。
そんな中、300円均一の雑貨ショップ3COINSと音楽配信サービスのAWAがコラボした「3COINS MEETS AWA」という企画が行われています。その中で企画の生みの親であるAWAの石本さんへのインタビュー記事があったので一部を紹介します。
・この企画が生まれたきっかけ
→LPやCDが主だった時代にはジャケット写真が大きな役割を果たしていた。それがストリーミングが主流となった現在は画面上でサッと通り過ぎるに過ぎない。それによってジャケ写の役割が薄れていってしまい勿体なくなる。それならばリスナーとの新たな出会いのきっかけとして利用できないかという思いから3COINSに話を持ちかけたそうです。
・岩本さんが抱くストリーミング時代への変化に対する想い
→ストリーミングサービスは便利ではあるものの、音楽やアーティストに対する思い入れを作るには弱い装置ではないか。
やはり音楽はある体験と紐づくことによって記憶に残る。そのため今回のようなコラボやAWA自身もただの音楽配信装置にとどまらない夢中になれる経験を作っていかなければならないと述べてらっしゃいます。
自分なりに抱くこれからの音楽の楽しみ方
やはりストリーミングが増えてきて様々な曲を聴くことが容易になっている世の中でウィンドウショッピングがしやすくなったなと感じます。だからこそそこからの派生ってすごい大事たと感じます。
配信媒体の場で留まるのではなく、そこから例えばファッション誌に音楽の話題を振れば異質なものが紛れ込んでいるということで目を向けざるを得なくなると思います。
デジタルネイティヴ時代の聴き方に乗っかる
CDからデジタルに移り変わる中で新しい音楽を発見、入手するまでが非常に早くなっています。だからこそYouTubeで人気のアーティストやネットのプラットフォームでとてつもない人気を持つアーティストも多くいます。そんな現代ではSNSを使ったプロモーションも活発になっているのも現状です。これは音楽に限らず様々な業界におけることですが、プロモーションにSNSが取り入れられています。ただ、ここで気をつけなけなければならないのは「SNSを使うだけでは広がらない」ということです。SNSが拡大しつつある中で重要になるのはセルフプロデュース能力です。SNSをただの手段としてではなく道具として活用する力はアーティスト自身にこの先必要になるかなと思います。よく「バズる」と表現されますが、自分の中では音楽は所有されるというよりも共有する形になってきていると考えているので、共有を繰り返し様々なユーザーに消費に次ぐ消費をされていく中でそこで大きな波が生まれますがその大きな波を「バズる」ことだと考えています。
ではその波を生むにはどうするのか。
「バズる」を生むために
「バズる」ためにはどうするのか。ただ音楽作品を出していても広がらないと思います。全く知らない音楽を調べてたどり着いて聴くということはさほどないかなと思います。ならば音楽以外のコンテンツで目を向けなければなりません。例えばブログであったり、写真というところ。もし得意であれば絵などをアップしてもいいかもしれません。とにかく目を引くということが最も大事だと考えています。ネット社会になった今だからこそこれを思うわけです。
マーケティングにおいて「チャンキング」という手法が使われることがあります。これは、物事を細かく区切ったり、逆に細かいものをまとめて抽象化したりしてイメージ付けたりすることです。よく電話番号とかに使われます。城本クリニックさんとか、DHCさんのCMで見るやつです。ではこれを音楽に置き換えるとどうなるかというと、先ほど書いたように具体化も抽象化もどちらもできるのがチャンキングですので音楽というところから美術や工芸といったいわゆる芸術の中で並列されるところも混ぜるといろんな切り口から作品に目を向けてもらえるんです。その中で独自のジャンルを生み出してしまえば「〇〇」というキーワードから一発であの人の音楽だと結びつきが生まれて結果として注目されることになります。ここからバズることになることもありえるかもしれません。
今回は音楽の楽しみ方について企業の取り組みも例に挙げて書いてきました。これからも動きは止まる事を知らず様々な楽しみ方が生まれる事でしょう。まるで輪廻のようにかつての流行が再び威光を放つこともあるかもしれません。この先ますます面白くなってくると私は思っています。それでは、またこんど!
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